かつてない
造形美を生み出す
技術への挑戦
清水建設株式会社
竹中 章太郎
――日本を代表する建設会社で施工管理のお仕事をされていますが、今回のパビリオンにはどのように関わられていますか?
私はパビリオン建設の施工を担当しています。「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」は、民間発注の第1号として先陣を切って着工しました。まだインフラが整っていない状況だったため、作業エリアとの施工調整には多くの課題がありましたが、現場責任者としてスムーズな施工が進むよう責任をもって取り組んでいます。
――パビリオンの製作において、苦労した点は何ですか?
「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」は、パビリオン建設において前例のない複雑な鉄骨構造が特徴です。製作段階では、要求される品質と精度を確保しながら、3Dでしか図面化できないこの形状を実現するために多くの苦労がありました。施工においては、鉄骨工事に特化した専門部署のバックアップを受け、鉄骨の組立や溶接、本締め施工中にどのような力が加わり、どのように変形や捻れが生じるかを事前に解析しました。この解析結果をもとに、鉄骨建方の精度管理を行い、必要な鉄骨精度を維持するために尽力しました。
――来館者にどのようなことを感じてほしいですか?
日本の伝統織物である「西陣織」が外装材として使用されているという、現代の感覚では想像もつかない非日常的な空間を見て・体感してほしいと思っています。個人的には鉄骨の形状が一番好きで、開期中に実際に見ることができないのはとても残念ですが、そのすばらしさに本当に感心しています。このパビリオンを通じて、日本人の発想の豊かさや、できないと思いがちなことに挑戦し、成し遂げる技術力を世界の方々に感じていただけると幸いです。